2009年4月15日水曜日
咲 -Saki- 5 (ヤングガンガンコミックス)
小林立「咲-Saki-」の5巻。今回もカラーページたっぷり。
9ヶ月ぶりということで随分間が空いたが、恐らくアニメ放送に併せての刊行スケジュールだと思われる。
この5巻では、県予選決勝が始まりから区切りのいいところまでじっくりと描かれている。脱線や補足的なエピソードは一切無し、真剣勝負という一つの事柄が、じっくりと描かれている。
スピード感は健在だが、展開に関してはゆっくりと。それもあるキャラについてはこれ以上ないくらい深く描かれている。
それは主人公の咲ではなく衣である。龍門渕のエースにして、インターハイでは怪物の異名を持つ彼女。
とは裏腹に、外見はほぼお子ちゃまな訳で、そんな彼女がまるで鬼の様な形相で圧倒的な力を見せ付けまくる展開には敵ながらに痺れる。
しかもその描き方の演出が、もうほぼバトル漫画に近い。
衣が仕掛ける一手一手に深海や爆発、人ならざる覚醒と恐るべき演出が付けられている。
4巻の時も、ギャグスレスレまで切り込んだ演出力にハッとしたが、この5巻でもその独特の演出が個性を生み出しており麻雀を一切知らない読者でも、その演出を見ればどういう状況なのかが一目で解る仕様になっているのが面白い。
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